ファンになって日が浅いので敏郎さんの生い立ちに詳しくない。ただ、自分が世話した少年兵を特攻の空に見送るような日々を過ごし、特攻隊基地で終戦を迎えたことは知っている。私には想像もつかない経験。自分の事より国の事を考えなければならない。毎日のように命の価値と向き合うような経験。
 
敏郎さんを無事に日本へ帰してくれた何かに感謝します。基地で毎朝鏡を覗く時、そこに映る男前な自分の顔を見るたびに、一瞬現実を忘れて心騒ぐものがあったに違いない、そして周りも、男前な貴方を見て束の間気を紛らわせていたに違いない、そう思うのは楽観的すぎますか?
 
貴方はその個性を武器にして自由に生きてください、そのために生まれたのだから!
敏郎さんの上に遥か彼方の空からそんな応援のような願いが降り注いでいたことでしょう。
 
敏郎さん、貴方がいなくてホント寂しいです。
 
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